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「もう1カ月も使い回している...」医療マスクがまだまだ足りない! ベンチャー企業が生み出すR... - テレビ東京

ガイアの夜明け【 コロナ崩壊を防ぐ人たち(2) 必要なものをいま届けます! 】

【6月16日(火)夜10時放送】 今回のコロナ禍の中で奮闘するのは、医療現場の人ばかりではない。対新型コロナの最前線で闘う人たちのために、知られざる、コロナとの闘いに挑む人々を追う。

ビジネス

テレ東

2020.6.16 ガイアの夜明け

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時)。6月16日(火)の放送では、新型コロナウイルスの状況下で、医療現場を支えるさまざまな企業を特集。医療崩壊を防ぐため、得意分野を生かして動く人たちを取材する。

なければ作るしかない...新しいマスクは完成するのか


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神奈川県松田町にある県立足柄上病院の駐車場。その隅には、キャンピングトレーラーが置かれている。病院に勤務する医療従事者が宿泊などをするスペースとして活用されており、考案したのはキャンピングカーのシェアリングサービスを運営する「カーステイ」。これまで14の医療機関に25台を届けた。

医療現場を影で支える人たちは他にもいる。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)に勤務する予防医学・疫学情報部・西村邦宏医師(50)は、新型コロナの影響で不足する医療用マスクを自ら作り出そうとしていた。

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足りないのは「N95」マスク。細菌よりも小さい0.3マイクロメートルの粒子を95%以上カットできるマスクだ。同病院では結核患者の治療などで月に約100枚使用するが、新型コロナ対策でスタッフの大半が着用したため、品切れに。本来は使い捨てだが、多くのスタッフが再利用を余儀なくされている。

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「前線の兵士である医療スタッフが最初に倒れてしまう。なんとかしなければ」。西村医師は、空調メーカー「ダイキン工業」が無償提供した高性能フィルターを使い、京都のベンチャー企業「クロスエフェクト」(京都府京都市)と協力し、新しい医療用マスクの制作を試みる。

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樹脂を素材とする工業製品の開発・試作などを得意とするクロスエフェクトは、普段は手術のシミュレーション用に樹脂製の心臓モデルなどを作っている。竹田正俊社長(46)は、「日頃からお世話になっている先生たちが本当に困っている。我々が持っているものづくりの力で協力できれば」と語る。

3次元CAD(コンピューター支援設計)を用いて設計。データを高精度・3Dプリンターに送り、光で固まる樹脂にレーザー光線を当て、形を作る。約8時間で実物モデルが完成した。

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白い部分がマスク本体、青い部分がフィルターを取り付けたカートリッジ。カートリッジ部分は使い捨てで、マスク本体部分は滅菌処理をしてもう一度使える仕組みだ。

5月3日、竹田社長は国立循環器病研究センターに試作品を持ち込む。依頼した西村医師の反応は、「つけた感じは極めて『N95』に近い。実用に近いと思う」とのこと。樹脂による口まわりのフィット感も好評で、「十分医療で使えると思う」とのお墨付きをもらった。「今週中に医療現場で試してほしい」と意気込む竹田社長だったが、その先には、高性能だからこその落とし穴が待っていた...。

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農家からの復帰 危機を救うのは熟練の職人


新型コロナが日本で表面化し始めた3月。「三幸製作所」(埼玉県さいたま市)の金坂良一社長は、患者の命を守るカギとなる、人工呼吸器を作ろうとしていた。きっかけはあるニュース映像を見たことだという。それは、米ニューヨーク州知事が「人工呼吸器はどこにあるんですか」と訴え、ニューヨークが医療崩壊の危機にあることを伝えたもの。金坂社長は「(危機が)来る前に動き始めないと間に合わない可能性がある。無駄になっても構わないから作ろう。命は銭金じゃ代えられない」と決意した。

新型コロナの場合、肺炎が急速に悪化するケースが多いとされ、その時に必要となるのが人工呼吸器だ。しかし、日本は9割以上を輸入に頼り、足りなくなってもすぐには調達できない。

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4月に入ると、日本でも人工呼吸器が足りなくなる可能性が報じられるようになった。三幸製作所では、元々生産していた「麻酔用の人工呼吸器」を急遽新型コロナ患者のために設計変更する作業が続いていた。中心メンバーの1人、技術部の秋本修之さん(45)は、呼吸器の部品を確認していく中で、その作りに改めて驚く。単純な構造だからこそ壊れにくく、かつて行われた動作テストでは、2年半動かし続けても故障がなかったという。

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三幸製作所に、1台の農作業用軽トラックがやってきた。降りてきたのは、畑でひと仕事終えてきたという齋藤巖(いわお)さん(60)。去年退職したが、同社で人工呼吸器が開発された当初から生産を担っていた人物。会社の頼みで応援に駆けつけたのだ。

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人工呼吸器の全てを知り尽くしている齋藤さんが生産現場の若手を指導する。若手の中には、人工呼吸器に触れるのは今回が初めてという入社7年目・平木綾乃さん(25)の姿もあった。平木さんが担当するのは、送り出す酸素量の目安になるセンサーの位置決め。センサーが数ミリでもずれれば故障の原因になってしまう。齋藤さんが見守る中、平木さんは作業を始めるが、失敗の連続だった...。

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クローズアップされる医療現場を裏で支える技術者たち。その奮闘を、今晩10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!

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