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残暑が続く県内では、まだまだ車内での熱中症に注意が必要だ。日本自動車連盟(JAF)山形支部によると、炎天下では15分で、車内温度が人体にとって危険な値に達することがある。サンシェードや窓を開けるなどの対策をしても、車内温度は1時間で40度を超えるという。同支部や消防関係者は「車内に子どもやペットを残さないでほしい」と呼び掛けている。 山形市で今月6日昼、女性がキーを車内に置いたまま誤ってドアを閉めてしまい、幼児がエアコンが効いていない車内に数分間閉じ込められる事態が発生した。同市消防本部とJAFが到着後すぐに救出したが、熱中症の疑いで救急搬送された。先月29日には福岡県中間市の保育園で、5歳の男児が送迎バスの車内に9時間取り残され死亡する痛ましい事故も起きている。 子どもを車内に残したキー閉じ込みによる救護要請は例年相次ぎ、昨年8月の1カ月間でJAFが出動した件数は全国で75件、県内では3件あった。原因の多くは、親が車内にキーを置き忘れてロックが掛かってしまったり、車内に残された子どもがキーのロックボタンを押してしまったりする不注意によるものだという。車を離れる際は常にキーを携帯することが重要だ。
窓開けやサンシェードなどの対策では不十分だ。同支部の実験では、外気温35度、車内温度25度で、エンジンを切ったところ、1時間後の車内温度は対策をしていない車で50度を超え、サンシェードや窓開けなどをしていた車も40度を超えた。同支部の柏倉保係長によると、車はガラス部分が大きく屋根は鉄板のため、断熱性が低いという。エアコンを切ればすぐに車外と同じ温度になってしまう。 子どもを車内に残しておくと、エンジンを動かしていてもプッシュスタートの車であれば、エンジンのスイッチを押して停止させる可能性も考えられる。柏倉係長は「万が一、車内に取り残してしまった場合、自力で救出するのは難しい。わずかな時間でも目を離さないでほしい」と呼び掛けている。
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