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40度の高熱・呼吸不全でも自宅療養の女性「もう死ぬのか」…届いた酸素濃縮器が「命綱」 - 読売新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、自宅療養者が全国で10万人を超えた。症状が悪化しても、病床の 逼迫ひっぱく ですぐに入院できない療養者も多く、自宅への訪問診療などを担う地域の医師らは「入院が必要な患者を在宅で支えなければならない今の状況は異常だ」と訴える。(伊藤崇、田村美穂)

 25日午後、東京都新宿区の「新宿ヒロクリニック」2階。スマートフォンを通じ、患者の女性(32)が 安堵あんど した様子で「前より本当に楽になりました」と話した。1週間ほど前に同クリニックで初めて診てもらった女性は、当時「死」を感じるほど症状が悪化していた。

 女性の感染が判明したのは今月13日。勤務先の同僚が感染し、検査で自身も陽性と分かった。女性はワクチンを打っていなかった。

 40度の高熱が1週間続き、血中酸素濃度は90%を下回るほどに。一般的に93%より低くなると、「呼吸不全」の状態となり、酸素投与が必要となる。

 呼吸が苦しく、入院したいと思ったものの自宅での療養を余儀なくされ、女性は「食事ものどを通らない。もう死ぬだけなのか」と思い詰めたという。

 保健所に苦しさを訴えて、同クリニックに診てもらえることになったのは19日。ステロイドなどが処方され、21日になってようやく自宅に酸素濃縮器が届いた。「私にとっては命綱だった。これがなかったらと考えると怖い」と振り返る。

 同居していた母親(62)も同時期に感染が判明。母親は自宅で重症化し、都内の病院に救急搬送された。母親の病状を心配しつつ、自身もまだ酸素濃縮器が手放せない女性は「症状が悪化する前に、必要な医療を受けられる体制を整えてほしい」と訴える。

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