今年も写真で楽しもう、美しい世界の花火大会（ナショナルジオグラフィック日本版） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

　米国では1777年以来、毎年7月4日の独立記念日に祝賀イベントが行われる。今年は、コロナ禍以前とまったく同じとまではいかなかったかもしれないが、米国各地で花火が打ち上げられた。ギャラリー：世界の花火大会、ワシントン、台湾、ドバイまで　写真12点　しかし、なぜ独立記念日に花火が打ち上げられるようになったのだろうか。ナショナルジオグラフィックの記事「花火はこうして進化した　中、伊、米の歴史」には、このように書かれている。「1776年7月4日、米国が独立を宣言。建国の父の一人であるジョン・アダムズと『Virginia Gazette』紙の記述によれば、その翌年、元入植者たちが独立1周年を記念して花火を打ち上げたという」。花火には何千年もの歴史があり、世界各地で親しまれてきた。　花火の起源をさかのぼると、紀元前の中国にたどりつく。古代の中国の人々が竹を火の中に投げ込んだことをきっかけに、爆竹が生まれた。やがて火薬が発明されると、花火の製造技術は発展した。中世のヨーロッパでも広まり、中国においては旧正月のお祝いに欠かせないものとして使われ続けた。そして1830年代になり、イタリアの花火師が金属の粉を使って色鮮やかな花火を作ると、それが一気に世界に普及した。　手持ちの花火から精巧な打ち上げ花火まで、花火は何世紀にもわたって祝賀イベントや祭典で使われている。ここでは、琵琶湖やオーストラリアのシドニー湾、米国ワシントンD.C.のナショナル・モールなど、世界中から厳選した花火大会を紹介しよう。