五輪3連覇の吉田沙保里、4連覇の伊調馨が抜けた女子レスリング界。金メダルへの期待、重圧を引き受けてきたのが、女子57キロ級の川井梨紗子(26)だ。
「ヒール」にされたこともある。それでも、耐えてきた。初出場で金メダルを取ったリオデジャネイロオリンピック(五輪)から5年。連覇に向けて4日、初戦のマットに上がる。
女子は、正式種目となった2004年アテネ五輪以降、11個の金メダルを獲得してきた日本の牙城(がじょう)だ。川井はその主将として自国開催の五輪に臨む。
「自分のことでいっぱいいっぱい。沙保里さん、馨さんにはどれだけ頑張っても追いつかない」
周りを鼓舞するようなパフォーマンスは苦手だ。声出しなどで明るい雰囲気をつくることを心掛ける。
63キロ級で優勝した16年リオ五輪のときは大学4年で最年少だった。吉田、伊調という金メダリストに引っ張られ、「プレッシャーがなかった。今にして思えば、伸び伸びやっていた」と振り返る。
リオ五輪後、吉田、伊調がマットを離れると、立場は一変した。世代交代が進むチームの中で、自然と中心的な役割を担わせられるようになった。
そんなとき、母校で練習拠点…
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