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県内の暖冬、まだ続きそう 寒気が南下しにくい状態 気象庁が分析 - 信濃毎日新聞

 気象庁は24日、今冬の高温と少雪の要因として、北極圏に寒気が滞留する「正の北極振動」により日本付近に寒気が南下しにくい状態になっているとの見方を明らかにした。さらに日本付近を流れる偏西風が例年より北に蛇行し、寒気の南下を阻んでいることも改めて説明。同庁は「2月も高温、少雪が続く可能性が高い」と分析している。

 長野地方気象台によると、昨年12月1日から今月23日までの県内28観測地点の平均気温は、平年値を0・7〜2・9度上回った。さらに昨年11月1日から今月23日までの県内13地点の降雪量は、全地点で平年の0〜85%。飯田は降雪がなく、飯山は平年の14%、長野や白馬、大町は17%。一方、軽井沢は平年の85%、菅平は74%と比較的降った=グラフ。

 暖冬の要因の一つに気象庁が挙げたのが、「正の北極振動」と呼ばれる大気の変動現象。北極圏の気圧が低く、日本付近を含む北半球の中緯度域の気圧が高いと寒気が南下しにくく、暖冬になりやすい。逆に寒い冬は、北極圏の気圧が高く、中緯度域に寒気が南下しやすい。北側に寒気を伴う偏西風「寒帯前線ジェット気流」が、ロシア・バイカル湖の北から沿海州にかけて吹いていることも、寒気が南下しにくい要因という。

 さらに偏西風も本州付近で平年よりも北側で吹き、シベリアからの寒気を阻んでいる。インド洋の西部を中心に海面水温が平年より高く、積乱雲の発達が活発化した結果、北へ押し上げているとみられる。寒気の南下が弱い結果、雪を降らせる西高東低の冬型の気圧配置が続かず、広い範囲で暖かい日が多くなっている。

 同庁は「冬(12〜2月)を通じて記録的な高温、少雪になる可能性がある」とし、観光やレジャーの他、雪解け水が少なくなり春の農作業に影響する恐れもあるとした。

 一方、同庁は24日、県内を含む関東甲信地方の3カ月予報(2〜4月)を発表した。期間を通して気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並みと見込んでいる。北部山沿いと中野飯山地域の降雪量は、2月が少なく、3月は平年並みか少ないとしている。

(1月25日)

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