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「もう限界」2日間でキャンセル160件のホテルも まん延防止がGWの沖縄観光を直撃 - 沖縄タイムス

 新型コロナウイルス感染症の「まん延防止等重点措置」が沖縄に適用された12日、沖縄県内のホテルや旅行社では予約のキャンセルが相次いだ。緊急事態宣言下で迎えた昨年のゴールデンウイーク(GW)に続き、今年はまん延防止措置の影響を受けることになった。GWに80%前後の稼働率を見込んでいたホテルも多く、「今年こそは」と期待が大きかった事業者からはため息が漏れる。(政経部・伊禮由紀子、川野百合子、又吉朝香)

閑散とする那覇市の国際通り=12日午前

閑散とする那覇市の国際通り=12日午前

 KPGホテル&リゾートのカフーリゾートフチャクコンド・ホテル(恩納村)では、重点措置の適用が影響し、GW期間中の予約のキャンセルが2日間で約160件に上った。担当者は「『Go To トラベル』が始まった頃から徐々に持ち直し、GWは好調で100%近くの稼働率を見込んでいたのだが」と残念がる。

 ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村)でも、GW期間中の予約キャンセルが、措置が決定した9日から約100件出た。昨年のGWは休業を余儀なくされたが、今年は稼働率90%を見込んでいた。担当者は「年始の緊急事態宣言に比べると現時点でキャンセルの動きは緩やかだが、どこまで影響が出るか」と懸念した。

 GWに70~80%の客室が埋まっていた別のホテルでも、キャンセルが相次いでいる。特に関東圏からのキャンセルが増えているという。那覇市内のホテルでは、キャンセルが出ているGW中の館内レストランの食材仕入れやスタッフのシフト作成に頭を悩ませる。「食材を余らせるのもいけないし、人件費がかさむのも避けたい。判断が難しい」(担当者)。

 県内大手旅行会社は、GW期間中に県外から沖縄に訪れる旅行予約が、既に半分に落ち込んでいるという。売り上げが減る中で、キャンセルに伴うホテルなどとの事務連絡に追われる状況に「補償がないとやっていけない。もう限界だ」と窮状を訴えた。

 関連業者にも影響が広がる。青果卸の兼正青果はホテルや飲食店からの注文数が、先週よりも2~3割減少している。古波倉正紀社長は「注文数はさらに減少するだろう。農家の収入にも影響が出てくる」と懸念した。取引先の7割がホテルの食肉卸業者も、注文数は同様に2~3割減という。「売り上げがその分下がるので、時短営業やスタッフに毎月1日はコロナ休業を取ってもらい、耐えきるしかない」と話した。

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