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伊勢まだい、活用模索 出荷激減で南伊勢の業者ら - 中日新聞

行き場のないタイの直接販売を始める橋本さん=南伊勢町阿曽浦で

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 新型コロナウイルス感染症の影響は、養殖マダイなど養魚の出荷も落ち込ませている。外食、観光産業からの需要減が原因で、県海水養魚協議会(津市)は十日、養殖業緊急事態宣言を出し、生産者らに行き場を失った魚の有効活用を呼び掛けた。

 南伊勢町などで養殖したタイは「伊勢まだい」としてブランド化し、伊勢志摩地域のホテルなどに出荷している。二十万匹を育てる友栄水産(同町阿曽浦)では三月以降、ホテルや飲食店からキャンセルが相次ぎ、売り上げが六割減少。養殖のタイ一万二千匹が行き場を失っているという。

 タイは全長約五〇センチ、重さ二キロに育つと出荷するが、注文がないといけすの中で泳がせるしかなく、トラックなどに載せることができない規格外の大きさにまで成長してしまっている。

 同社の橋本純さん(45)は「選択肢はタイを放流するか、人の胃袋に入れるくらい」と話す。県海水養魚協議会長も務める橋本さんは県に対し、養魚を買い取ってもらい、海へ放流することなどを提案している。「本年度の県の水産関連の事業はまともに行えないと考えている。少しでもその予算を回してほしい」

 同社としてもタイを消費者に売り込もうと、農水産物を直売できるアプリ「ポケットマルシェ」でタイを二千〜四千円程度で購入できるよう、独自に取り組み始めた。用意したタイの数は「5670(コロナゼロ)」匹。「規格外でも味は変わらない。このタイが全て売れればコロナも収まるとの思いを込めた。感染症拡大を大変革の到来と捉えて乗り切りたい」と意気込む。

 (山村俊輔)

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