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「親がいつかは」という予感はあったけれど…
──認知症になる前のお父さんとあさとさんの関係は、どのような感じだったのでしょうか。 我が家は昔から「仲良し家族」ではなく、父とは仲が悪いとまでは言えないけれどちょっとよそよそしさがある感じ。私が社会人になって一人暮らしをするようになってからも、その距離感は変わらないままでした。ただ20代後半になると母が「結婚はまだか」と、帰省するたびに圧力をかけるようになって。それが本当に嫌で、1時間半で行ける距離にもかかわらず、実家から足が遠のいていました。帰省は年に1~2回という状況が数年続いていたときに、母から「父さんの様子がおかしいんだわ」と連絡が来たんですね。 ──お父さんが認知症だとわかったとき、どう感じましたか。 こんな日がいつかは来るだろうというぼんやりした予感はあって、母から電話をもらったときは「きたか」と。すごろくの中に「親がぼける」というマスがあって、そこにピタリと当たってしまった感じです。すごくショックで、感情がなくなったというか……。ただ予感があったわりには何の準備もしていなかったので、母の電話を受けてからあわててインターネットで認知症のことを調べ、翌日私も病院に付き添いました。 ──そこからあさとさんは実家に通うことが増え、お父さんと向き合う日々が始まります。この日々が、連載「認知症、はじめました。」のもとになっているそうですね。なぜ漫画を描いてみようと思ったのですか。 父の様子は日々変わっていくんですよね。認知症の人と間近で接するのは初めてですから、「へぇー」「こういうふうになるんだ」と思うことがたくさんあって。「どんなことがあったのか忘れないように書き留めておこう」という軽い気持ちでした。私自身、観察ノートとして漫画を描くことで、ちょっと引いた位置で父を見て、少しずつ父の認知症を受け入れられたのかもしれません。
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