関西テレビ
地域
危機的な医療体制が続く大阪。
新型コロナ患者の救急搬送が困難な事例が相次ぐ中、現役の救急隊員が関西テレビの取材に答えました。
大阪市消防局で10年以上、救急隊員として勤務する男性(30代)。
救急搬送の現場で起きている事象について語りました。
【大阪市消防局救急隊員の男性】
「救急車で待機する患者さんが10人いてますと。『順番待ちです』と言われるわけです。救急じゃないじゃないですか」
大阪市では、特に4月19日以降、搬送先が見つからない事例が相次いでいて、24時間以上掛かったケースが3件あります。
最も長い場合、約47時間もの間、受け入れ先が見つからなかった例もあるということです。
【大阪市消防局救急隊員の男性】
「呼吸管理をしないといけない中で(患者を)不安にさせたらいけない。大丈夫ですよ、連絡待ちましょうって励ましながら救急車の中で過ごすという状態ですね」
入院先の調整は大阪府のフォローアップセンターが一括管理して行っていますが、中には、こんな事例もあるといいます。
【大阪市消防局救急隊員の男性】
「一刻も早く治療したほうがいいと思っても、大阪府フォローアップセンターが『その患者さんは自宅で待機させておいてください』と言われれば従わざるを得ない。『患者さんに説明してください』と言われ自宅に帰ってもらう。救急隊に仕事するなと言っているのと同じなので、一番したくないことなんです。やるせない思いでいっぱい」
大阪府の試算では、重症患者のピークは5月上旬とみられ、危機的な状況はさらに悪化し、続く恐れもあります。
からの記事と詳細 ( 「もう救急じゃない」医療体制のひっ迫続く大阪の現役救急隊員が語る現状 - FNNプライムオンライン )
https://www.fnn.jp/articles/-/174357
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