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iPhone SEって、もうちょっとどうにかできたんじゃない? - ギズモード・ジャパン

知っておいて損はない視点かも。

数々のウワサやリークが飛び交っていたiPhone SE(第2世代、以下iPhone SE)の情報がついに、明るみになりましたね。価格は4万4800円。Apple(アップル)から久しぶりに登場するバジェットスマホに、世界中で「待ってました!」と歓迎ムードが漂っているような。

そんななか「Appleはもっと多くのことができたはず」と唸るのは米GizmodoライターのSam Rutherford。彼からしたら、素直に喜べない部分もちらほらあったようです。その内容は「欲しい! 欲しい!」という私たちの気持ちを冷めさせるというより「あ、これってそういうことだったのか!」と冷静に理解させてくれるポイントをついているのかもしれません。


結局のところ、3色展開

まずは、iPhone SEのスペックとデザインについて。iPhone SEは、実質的には最新プロセッサ「A13 Bionic」チップ(iPhone 11と同じ)を搭載したiPhone 8のようだといえます。

新たに「7層のカラープロセス」によって色味を出しているといいますが、選択できるカラー展開は3色(黒、白、赤)のみ。iPhone 11は6色展開で、グリーン、パープル、イエローなどユニークな色調が特徴的でした。比べてしまうと、iPhone SEの外観に対しては「超エキサイティング!」と言えないかもしれません。

「iPhone史上最高」のカメラの正体は

Appleいわく、iPhone SEには「iPhoneとしてこれまでで最高のシングルカメラシステム」が搭載され、ポートレートモードやスマートHDRにも対応しているとのこと。これはナイス! のようですが、実際に得られるのはiPhone 8と同じカメラ。最新プロセッサ「A13 Bionic」のおかげで処理が改善されるようになっています。

また"シングル"カメラという言葉のチョイスにも注目してみてください。iPhone 11iPhone 11 Proには背面カメラが2〜3台ついていて、画質もかなり優れています。

Appleの"節約"

Appleがなんらかの理由で"カットした部分"にも注目しておきたいところ。そのよい例となるのが、iPhone SEの4.7インチLCD画面。 iPhone 8で使用されているのと同じようなところに落ち着くことで、アップルはおそらく少しだけ節約できたのではないでしょうか。

でももうちょっと視野を広げると、格安〜ミドルレンジスマホに「Pixel 3a」、「Galaxy A50」、「OnePlus 7T」があります。いずれも、色彩豊かなOLEDディスプレイ採用です(iPhone 11 Proもそうでしたね)。それでもiPhone SEがLCD画面にこだわることにしたのはやはりコストカット的な観点だったのでしょうか?

また、iPhone SEには背面カメラが1つしかないことにも多少の疑問が残ります。複数の背面カメラを採用することはもはや高価なフラグシップスマホだけではありません。「Moto G Power」、「Galaxy A50」、そしてCES2020でお披露目された「TCL 10L」など、手ごろな価格のスマホでも2台以上の背面カメラが装備されています。いずれも、価格は350ドル以下。

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新iPhone SEのデザインをアップデートしないという選択により残った、画面周りの無駄なスペース...
Image: Apple

おそらく、Appleは画面のサイズを大きくする努力を惜しんだのではないかと考えています。

昨年、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxが登場したときには、Face IDからスリムなベゼルまで、世界にその大胆さをアピールしている印象がありました。その流れに続くことなく、iPhone SEが備えているのはTouch ID存在感あるベゼルのセット。これにはちょっと混乱しました(たしかに今の時期、マスクをつけていると顔認証しづらいけど…。そんな問題をAppleが考慮しているはずもなく)。

指紋センサー派の人たちからしたら何の問題もないのかもしれません。でも、Touch IDセンサーがなければ(本体のコンパクト感はそのままに)ディスプレイサイズをもっと大きくできた可能性があります。それに、最新のiPhoneラインアップにもっと統一感を出せたはずです。

プラス1万円でプレミアムなiPhone SEだったら…

ここで言いたいのは、iPhone SEが間違いだったとか失敗だったとかではありません(まだ実機も出回ってませんからね)。でも会社としての規模感とか、スマホ業界への影響力を考慮したら、Appleは世界の3大スマホメーカーとしてもっと模範的な例を示して欲しかったなぁと期待せずにはいられませんでした。プラス1万円の価格で上記機能を揃えたプレミアムなiPhone SEがあったら、iPhone XRを置き換えることさえできたかもしれません。

最近では「Galaxy S20 Ultra」のように、1,400ドル(約15万円)という超プレミアムなスマホも登場しました。これと比べたら、iPhoneの最も高価なモデルさえ安く感じるかもしれません。そしてやはり、4万4800円〜という新iPhone SEには多くの魅力が詰まっています。

おそらく私がここで何を言おうと、最新のiPhone SEは世界中で売れることでしょう。だからといって、Appleはもう少しどうにかできたんじゃないかと思っちゃうんですよね…。

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