F1通算7勝を誇るダニエル・リカルドは今季、マクラーレンに移籍してランド・ノリスとコンビを組んでいる。彼はノリスについて、自身のレッドブル時代のチームメイトで今やタイトルコンテンダーとなったマックス・フェルスタッペンと直接比較するのは時期尚早であるものの、少なくとも類似点があるのは明らかだと考えている。
リカルドはmotorsport.comイタリア版のインタビューの中で、ふたりを次のように評した。
「まあ、性格はかなり違うと思うね」
「でも、コース上で見せるスキルという点では、共に純粋な速さがあるように見える」
「今年のランドにはそれがあるように見える。マックスと比較するのは早すぎるかもしれないけど、間違いなく彼は本当に優れたドライバーだ」
リカルドは今季、マクラーレンのマシンへの適応に苦しんでおり、ここまでの獲得ポイントはノリスの半分以下にとどまっている。しかし、当時チームメイトのフェルスタッペンを僅差で下してポールを獲得した2018年メキシコGPの予選を筆頭に、最高のドライバーを下す力があることは証明できていると考えている。
フェルスタッペンの史上最年少ポールを阻止したことでも知られる同レースを振り返り、リカルドはあのレースが自らに自信を持つ上で重要な指標となったと語った。またフェルスタッペンの歴史的偉業が阻止されたことに関して、レッドブルの首脳陣が不満に感じていたことにも気付いていたという。
「そういったことには気付いていたけど、あまり気にしすぎないようにしていた。僕はそういうネガティブな考え方をする人間じゃないからだ」とリカルドは言う。
「僕はとにかく自分の走りに集中しないといけない、それだけだった。でも、もしあの時マックスがポールを獲っていたら、彼は最年少のポールシッターになっていたし、彼にとってもレッドブルにとっても記録になっていたはずだ」
「それはブランドやチームにとっても良いことだし、広告収入の面でも間違いなく良いことだった。そういうビジネス的な側面もあるから、僕は腹を立てないことにした」
「『問題ない、これはビジネスだ』とね。F1がスポーツであり、ビジネスでもあることはよく分かっている。その1年前のメキシコではマックスに1秒近い差をつけられていたから、自分としても満足していたけどね。本当に奇妙な週末だった」
「2018年(のメキシコGP)は、全てのセッションで彼が最速だったのに、Q3になって僕が急に出てきたんだ……どこからともなくね」
「僕もまだまだやれると思ったし、誇りに思った。もちろんマックスは非常に良い走りをしていたから、(メキシコでのPPは)自分の中の信念を確固たるものにすることができた」
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