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ボートレース津の「開設69周年記念・ツッキー王座決定戦」は18日、最終日の12Rで優勝戦が行われた。
最終日のオープニングは北西からの向かい風7メートル。安定板が終日装着され、レースの周回は1〜9Rまでは2周に短縮して実施された。
12Rの優勝戦は向かい風4メートルで3周戦。本番の並びは、スタート展示同様に2号艇の長岡良也までが後方へ引っ張り、枠なりの1対5でスタート。スリット後から伸びた3号艇の中野次郎が果敢に攻めたが、1号艇の寺田祥【写真2枚とも】がインから応戦スタイル。先マイ有利に運んだ寺田に2番差しの4号艇・丸野一樹のへ先が掛かったが、寺田が2マークを気合の先マイ。そのまま独走態勢を築いた。
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2番手は2周ホームストレッチで内に丸野、外に長岡でラップ状態になったが、丸野が2周1マークで長岡の外マイをこらえ2着を確保。3番手は好パワーの豊田健士郎が2周2マークで長岡に対して先に回り、3周ホームストレッチ並走に持ち込んだ。豊田が3周1マークで長岡を差し交わして3着に浮上しゴール。3連単は1-4-6で3340円だった。
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勝った寺田は「内寄りのスタートが決まっていなかったので気合を入れて行ったけど、ニーマル（コンマ20）でしたね」と苦笑い。「1マークは差され気味だったけど、無理して勝ちに行きました」と2マークは勝利への執念が優勝をもたらした。
今年2回目、通算56回目の優勝。G1は昨年12月BBCトーナメント（若松）に続く通算8回目の優勝を飾った。「悔しい思いばかりしているので、今回の優勝だけでは、まだまだ恩返しができていません」と笑みはない。直近でも3月のSGクラシック（福岡）、直前のG1ダイヤモンドカップ（宮島）と続けて得点率トップ通過だったが、準優勝戦でともに3着に敗れている。今シリーズの準優、優勝戦も冷やっとするシーンはあったが、勝ち切ったことに値打ちがある。
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