ママに怒られ、自信無くすパパ…
「いつもママに怒られるのですが、どうしたらいいですか」 先日ある自治体でのパートナーセミナーで、パパから受けた質問です。優しそうなパパの手には、可愛い6ヶ月ぐらいの赤ちゃんが抱っこされていました。ママは少し離れたところで他のママと楽しそうにおしゃべりしています。 【写真】掲示板に「ママ友の悪口」が…犯人探しでママ友に言われたキツイ一言 話を聞いてみると「普段は仕事が忙しくて帰宅は夜遅くなので、朝や休みの日は頑張って子育てや家事をしようと思っています。ママに任せっきりも申し訳ないですし、子どもも可愛いので。けれど頑張れば頑張るほど、ママに怒られます。また評価が上がりません。子どもも懐いてくれずに泣かれっぱなしです。どうしたらいいのでしょうか。僕は父親失格でしょうか」とのことです。 photo by iStock 少しママとの関係性や子育てに悩み、そして自分にも自信を無くされているようでした。これまで「父親支援」に関わり、数多くの男性の話を聞いてきましたが、このように悩む方は決して少なくありません。 ---------- ・ママに怒られます ・ママに呆れられます ・ママが出産後、実家から帰ってきてくれません ・何をどうしたらママに愛されるでしょうか ・自分は頑張っているのですが、ママがほめてくれません ---------- パパたちの声の一例です。ここには本当に一生懸命育児に、そして家事に関わろうとしている涙ぐましい姿が見られます。また多くの方が本当に素敵なパパであり、仕事も頑張っています。その上で子育てに懸命に関わり、パートナーのママを大切にしようとする思いや行動にあふれています。なぜこんなに素晴らしいパパたちは悩み、またママたちから怒られてしまうのでしょうか。
「怒り」の正体は…
それでは反対の立場から考えてみましょう。ママたちは一体何に怒っているのでしょうか。これらは色々な講演会や普段の子育ての中で、ママ達からよく聞かれるコメントの一部です。 ---------- ・少しやったぐらいで大きな顔をしてくるのがうっとうしい ・「おいしい所取り」で肝心な時に役に立たない ・子どもが機嫌の良い時だけ関わり、泣き出すとすぐこちらに預ける ・夜泣きは起きない、片付けはしない、面倒くさいことから逃げる ---------- なかなかに厳しいご意見が並びます。もちろん全員ではないですが、よく聞かれるフレーズです。もしかしたら耳の痛いパパもいるのではないでしょうか。これらの意見を見て何か気付くことはないですか。 このような意見を持っているママ達のパートナーであるパパは、多分自分なりに一生懸命育児をしていますし、またどちらかといえば、自分は「やっている方」「できている」と思っている人も中にはいるかもしれません。 ママ達はその「自信過剰」な部分に怒っているのです。こうしたパパ達の1つの特徴は「自己満足」型の育児とも呼べるかもしれません。 2010年にいわゆる「イクメンブーム」が起こり、流行語大賞などにも「イクメン」が取り上げられました。社会一般的に「育児をする父親はかっこいい」という風潮が生まれました。そのこと自体はとても素晴らしいことだと思います。それまでの日本社会において、父親が育児をするという文化があまりなく、その行為をする男性自体を指す言葉がなかったわけですから。 しかし、この「イクメン」という言葉はなかなかとらえ方が難しい言葉です。もちろんしっかりと育児に参加される方もいる(ここは強調しておきます)一方、何となく父親が育児に関わればそれだけで立派な「イクメン」として認められているケースも中にはあります。 それまで父親の育児自体が存在していない社会の中で、ほんの少しだけでも父親が「育児」をすれば、それだけ大きな評価がされます。私自身も3回育児休暇を取得しましたが、それだけで「スーパーパパ」というような見方をされていました。自分のなかではとても違和感がありました。
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