ＪＦＥスチール東日本製鉄所千葉地区（千葉市中央区）は２９日、社員約２８００人を対象に４月１日から、就業時間内の禁煙を実施すると発表した。同社によると、高炉のある大規模製鉄所としては国内初の取り組み。千葉市は東京五輪・パラリンピックの競技開催地でもあり、健康への意識を高める狙いがある。
同社は２０１７年から受動喫煙対策に取り組み、１９年３月には全ての屋内喫煙所を閉鎖。今年度は喫煙率２５％を目指したが、今年１月時点で２９・８％にとどまり、「もう一段の措置が必要」（岩山真士常務）と判断した。禁煙は法定休憩時間は除くが、９１か所ある屋外喫煙所も徐々に減らしていくという。
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