仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」を策定した。市役所本庁舎の建て替えや勾当台公園の再整備、民間開発などのまちづくりを一体的に進めるための指針。2030年度を目標年次と定め、仙台らしさや新たな価値観を生み出す「仙台の庭」を目指す。
ビジョンの対象エリアは定禅寺通を中心に、南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートル。市役所本庁舎、勾当台公園市民広場の一帯を重点ゾーンに位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させるとした。
「交流とゆとりを楽しむところ~みんなで育む仙台の庭~」がまちづくりの理念。緑豊かで開放的な空間で人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高める-という。
まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む。民間施設に公開空地を設ける誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。
移転新築する東京エレクトロンホール宮城(県民会館)、廃止方針の市民会館の跡地活用も検討する。市はビジョン実現に向け、関係部署によるワーキンググループをつくり、官民協働のまちづくりを進める。
郡和子市長は1日の定例記者会見で「杜の都の特性が凝縮されたエリアで重要施策が動きだしている。その活性化はアフターコロナを見据え、都心のにぎわい創出を進めるためにも大変重要」と意義を説明した。
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