20日のレイズ戦でオープン戦4度目の先発マウンドに上がったツインズの前田健太投手について、ロッコ・バルデリ監督が高く評価しつつも「本人はまだ満足していない」と話した。MLB公式サイトが伝えている。

前田は5回1/3を投げ4安打1失点、6奪三振と好投。ことしの春季キャンプではカーブやツーシームへとレパートリーを広げており、この日も意欲的に新球種を使った。

MLB公式サイトは前田について、春季キャンプで新球種に取り組んできたことを考えると、この日の投球は一段と強い印象を与えるとコメント。右打者との対戦ではツーシームに向上の余地ありとしつつも、カーブに関しては今季の武器になりそうだと評価した。

バルデリ監督は「健太の登板を見て、今の状態で十分うまくやれているし、アウトも取れているじゃないかと言う人もいるかもしれないが、本人はまだ満足していない」とコメント。前田が新球種をうまく扱っているとしつつも「彼は引き続き検討し、修正を加えて投げていくだろう。手強い相手を仕留められるよう、ここぞという場面で使うつもりでいるはずだ」と述べた。