東西トレセンで取材する記者が、日替わりでGI出走馬の気になる点を関係者に直撃する「俺のチェックポイント」。高松宮記念の2日目は、大阪サンスポの佐藤将美記者が、栗東トレセンでミッキーブリランテに注目した。近2走は2桁人気で1、2着。突然、開花した5歳馬の現状とGI初挑戦への思いをスタッフに直撃した。
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競馬の格言に『大穴1発はまぐれ、2回続けば本物』というのがある。今回のメンバーならミッキーブリランテ。昨秋は3走続けて2桁着順だったが、年が明けてからは2走前のニューイヤーSを14番人気で勝ち、前走の阪急杯は10番人気で2着。半弟のダノンザキッドが年末にホープフルS(GI)を勝ったことが刺激になったのか、走りが一変した。
「成績の上がらない時期が続いていましたが、体調面は決して悪くなかった。やはり精神的なものでしょうね」と調教パートナーの宮内助手が解説を加える。惨敗した3走の馬番は順に(13)、(15)、(15)番とすべて多頭数の外枠で「フワフワして集中力を欠いてしまった」と同助手は振り返った。
それに対して、近2走は「集中力を切らさずに乗れたこと」(同助手)が好走につながっている。2走前は(14)番だったが、内田騎手がうまく気合を入れながら乗り、最後は併せ馬の形にしてレースをやめさせなかった。また前走は内枠でもまれたことでエキサイトして、いい意味で闘争心に火がついて最後まで踏ん張ったのだ。
父は日本ダービー馬のディープブリランテ。世話役の貝沢厩務員は、父も担当しており「筋肉質の体と根性も受け継いでいる」と比較した。さらに「父は大きかったけど、こちらは(父よりも)小さくて体形もコロンとしていて雰囲気は違う。だから短距離で走るのかもしれない。本当に最近はがっちりした短距離馬の体になったし、初の1200メートルも悪くないと思う」と続けた。まさに本物だ。GI初挑戦だが、連続騎乗の和田竜騎手が“闘魂”を注入しながら乗れば頂点奪取も夢ではない。(佐藤将美)
★高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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