「次のTOKYO」が、ラフォーレ原宿から始まる。
ラフォーレ原宿の6F ラフォーレミュージアム原宿に「BE AT STUDIO HARAJUKU(ビー アット スタジオ ハラジュク)」がオープンします。
このスペースを手がけるのは、セレクトショップとしてお馴染みのBEAMS(ビームス)、ライゾマティクスから派生したフロウプラトウが手を組んで設立した株式会社ビーアット。
同社がオンライン/オフラインを横断する「東京からまだ見ぬカルチャーを生み出すためのCultural Apartments」として始動させたプロジェクト「BE AT TOKYO」 の、オフライン版コミュニティスペースがこの「BE AT STUDIO HARAJUKU」です。
世界にTOKYOを発信する「LIVE(STUDIO)」
「BE AT STUDIO HARAJUKU」で真っ先に目を引くのが、最新機材が揃えられたこのスタジオ。
ライブ配信、ライブコマース等、BE AT TOKYOに集まる表現者が生み出すオリジナルコンテンツを発信する場所であり、BE AT TOKYOのミッションやビジョンを発信するラジオプログラム「Cultural Apartments produced by BE AT TOKYO」の公開収録もここで行なわれていきます。
ビームスの執行役員/コミュニケーションディレクターにして株式会社ビーアットの代表取締役である土井地 博さんも一番注目しているのがこのスペース。
BLACK MAGIC DESIGNご協力のもと複数台の4Kカメラやスイッチャーなどハイエンドな機材が揃い、ハイクオリティな配信ができるようになっております。今まで配信がしたくてもできなかった、そんな方々にも使って頂いけるオープンなスペースで、表現者の方の新たな挑戦の場として活かして頂けることを期待しています。
表現者のための自由なスペース「GALLERY」
そして大小さまざまなボックス型スペースが用意されているのも「BE AT STUDIO HARAJUKU」の特徴です。
このギャラリーは「BOX GALLERY」と名付けられ、プレゼンテーションごとに自由に組み立てることのできる仕組み。BE AT TOKYOに集う表現者による作品の展示や、定期的に更新されるBOOK SHELFなどが展開されています。
専門スタッフがクリエイションをサポートする場「WORK」
ここは表現者たちの創作の場となる、約47坪のクリエイティブワークスペース。
BE AT TOKYOスタッフが常駐し、ワークスペースで生まれた活動を有機的にサポートしていく役割を果たされるとのことで、単なる作業場にとどまらず、ここからのコラボレーションの活性化も期待できそうです。
「SHOP」ではオリジナル商品のほか、表現者とのコラボアイテムも手に入る
クリエイターから刺激を受けたら、何かお土産が欲しい。
そんな気持ちに応えてくれるのが「SHOP」です。BE AT TOKYOオリジナル商品、表現者とのコラボレーションアイテムなどが販売予定とのこと。
今回、ビームスの執行役員/コミュニケーションディレクターにして株式会社ビーアットの代表取締役である土井地 博さん、そして株式会社フロウプラトウの代表取締役社長 千葉秀憲さんにBE AT STUDIO HARAJUKUが生まれた経緯を伺いました。
原宿の伝統を受け継ぎ、TOKYOを世界に発信したい
── BE AT TOKYOスタートの経緯を教えてください。
土井地:私は2007年のiPhone発売時、いちユーザーとしても「これによって世界は激変し、多くの人の価値観が変わるだろう」と感じました。その直感を原点として、ビームス代表の設楽と一緒にGAFAMのような企業と打ち合わせを重ねながら、未来を見つめたビジネスモデルをビームスなりに作りたいと考えていました。
その中で意識したのが、長年ビームスが拠点としている原宿です。50年前この原宿にはコープオリンピア、同潤会アパート、原宿セントラルといった最先端のアパートメントがあり、住人同士の会話が原宿や東京のカルチャーとなっていきました。そうした仕組みをテクノロジーと掛け合わせていきたいと考える中、高い実装力を持つ千葉さんたちフロウプラトウと一緒にやりたいと考えました。
── 当初からオンラインとオフラインの両立を想定されていたのでしょうか?
土井地:現代においては、オンラインとオフライン両方での体験が必要だと考えました。最初はオンラインで始まったものに関しても、それが魅力的ならば「オフラインで触りたい、見たい」と思うのが人間の本能だと思うからです。
千葉:当初から「集まれる場所を作りたい」という話はしていたのですが、その間にコロナ禍となってしまったので、オンラインが先行することになりました。今現在コロナはまだ落ち着いていませんが、将来的にこの状況は終わると思いますので、先にこうしたリアルの場所を準備することにしました。また、このコロナ禍が収まったとしても、今後こうした問題が起こる可能性はあると思いますので、オフラインやオンラインどちらかだけに絞らず、両者を貫くしっかりしたコンセプトと気持ちで作っていくことが重要だと考えています。
── 参加アーティストやクリエイターのキュレーションはどのような方針で行なうのでしょうか?
土井地:現状、多くのクリエイターが学校を卒業しても仕事がないとか、表現する場所がないといった状況にあります。そうした表現者がしっかりと社会的な達成を得られるようにサポートしたいと考えています。ただ、若い世代に限った話ではなく、現在は80歳でアプリ作るおばあちゃんもいる時代ですので、年齢や所属は問わないつもりです。セレクトショップを例に挙げるなら、売れるブランドだけ集めれば良い店になるかもしれませんが、おもしろい店は作れません。そのためにも千葉さんやフロウプラトウと一緒にあらゆる表現者を見つめて探していこうとしています。
── BE AT TOKYOというプロジェクト名からも「TOKYO」がキーワードになっているようなに感じます。この理由とは?
土井地:単位としては「日本/JAPAN」の方が大きいですが、世界的には「TOKYO」の方が高いブランドを誇っています。ファッションの世界ではパリ、ミラノ、ニューヨークと東京が並んでいましたが、近年はシンガポールや上海が台頭し、東京の地位が下がったままにあるのが現状です。それが非常に悔しいんですよね。そうした思いも含め、「TOKYO」という普遍的なアイコン、ブランドのもと、新たなカルチャーを発信したいと考えています。その上で、将来的には「BE AT OSAKA」や「BE AT PARIS」など規模を広げていきたいですね。
BE AT STUDIO HARAJUKU
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F
営業時間 11:00~20:00
電話 03-4400-6716
からの記事と詳細 ( TOKYOからまだ見ぬカルチャーを生み出す。表現者のためのワークスペース「BE AT STUDIO HARAJUKU」 - GIZMODO JAPAN )
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