2020年9月8日(火)
昨季は特別指定選手としてチームに帯同した羽田健人。33節の仙台戦では出場停止の三竿雄斗に代わり、先発に大抜擢されプロデビューを飾った。対人に強く、エアバトルを得意とするCBとして、今季からプロキャリアをスタートした。「ノリさん(鈴木)のように統率力があり、リーダーとしてチームを引っ張ることのできる選手になること」を目標にキャンプから順調に成長を遂げる。コロナ禍では練習が規制されるなか、黙々と体幹や筋トレに励み、プロ仕様の体に仕上げた。元々、インドア派の羽田は自宅(尞)待機も苦にならず、岩政大樹著の「PITCH LEVEL〜例えば攻撃がうまくいかないときに改善する方法〜」を熟読し、サッカー感を見つめ直した。
大分のサッカーにおいて必要なポジショニングを学び、スムーズな攻撃参加を念頭に置くことで「視野が広がった」と話す。リーグ再開後の2節鳥栖戦でベンチ入りすると、5節G大阪戦で先発出場。しかし、判断ミスから逆転ゴールを許し、失望に暮れる。その後、リーグ戦での出番はなかったが、カップ戦で経験を積むと同時に、新境地を拓いた。それがボランチへのコンバートだった。片野坂知宏監督は「ヘディングが強く、ハードワークできる」と羽田の長所は中盤の底で発揮できると確信した。コンバートが成功するかどうかは、その選手が新しいポジションでプレーして、自分のレベルアップを感じられるかどうかだ。羽田は「できる限りのことをして試合に絡みたい」と前向きだった。
羽田に要求された仕事は大きく変わったわけではない。前後左右から敵に狙われ、パスコースも360度に及ぶボランチを極めるにはまだまだ時間を要するが、絶対的な長所である対人の強さを発揮できるようになると10節・横浜FM戦でボランチデビューする。1点リードの場面でクローザー役として、途中からピッチに入り逃げ切りに成功。チームの連敗を5で止めることがきた。そこから守備固めの一員として試合終盤での出場が増え、14節FC東京戦ではついに先発出場を射止める。長谷川雄志のコンディション不良による穴埋めではあったが、片野坂監督は「落ち着いてプレーし、パスも配給した」と及第点を与えた。FC東京の縦に速い攻撃のスイッチとなるパスを入れさせないようにバイタルエリアを閉じた。羽田自身も「最低限のことはできた」と話したが、「大分のボランチに必要なことは展開力」と反省も忘れない。
小さくない自信を得て、ボランチとしてのやりがいを感じているようだ。これからは自らのボランチ像を作り上げ、課題を克服する作業となる。もちろん本職はCBだとの自負はあるが、「もうひとつの可能性」を同時進行で成長の糧とする。
文:柚野真也(大分担当)
明治安田生命J1リーグ 第15節
9月9日(水)19:00KO 昭和電ド
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