14位で出た松山英樹(28=LEXUS)は、3バーディー、3ボギーの70で回り、17位に順位を落とした。通算13アンダーで首位を守ったダスティン・ジョンソン(米国)とは、変わらず9打差のまま。2位に通算12アンダーに伸ばしたイム・ソンジェ(韓国)、3位に同11アンダーとしたシャウフェレ(米国)が浮上した。第1ラウンドでジョンソンと並んで首位だったジョン・ラーム(スペイン)は74で回り、通算9アンダーで5位に順位を落とした。

松山は1番パー4でティーショットを左に曲げると、4メートルのパーパットを決められずにボギー発進した。2番以降は何度もバーディーチャンスにつけたが、3番の3・5メートルなどパットを決められず、なかなか最初のバーディーを奪えない展開。それでも7番パー4で、残り204ヤードからの第2打を50センチにピタリとつけ、最初のバーディーを奪った。

勢いに乗りたいところだったが、9、10番で連続ボギーをたたいた。一時は2アンダーまでスコアを落としたが、ともにパー4の13番で5・5メートル、14番で5メートルのパットを沈めて連続バーディー。第1ラウンドに続き、イーブンで18ホールを回った。

ホールアウト後は「アイアンショットに関しては、特段悪くはない」と話した。一方で第1ラウンドに続き「ドライバーとパッティングがうまくいかないと、上にはいけない」とも話し、課題を修正できない現状に、悔しさをにじませた。連続バーディーを奪った13、14番を振り返り「連続で5メートルぐらいの(パット)を決められると、ありがたいし、うれしかった。けど、15番のああいうところで入れられたら『こういう感じでいいんだな』と納得できるような感じだったけど、まだもう少しかなと思います」と語った。13、14番と同様に、15番パー3でも5メートルのバーディーパットとなったが決められず。3連続バーディーとはならず、パットへの自信を取り戻せないままの様子だった。

今大会はフェデックス・カップポイントの上位30人が出場している。今季これまでのポイントをスコアに反映。ポイント1位のダスティン・ジョンソン(米国)は10アンダー、2位のジョン・ラーム(スペイン)は8アンダーなど、第1ラウンドスタート時点でスコアが異なる、ハンディキャップマッチとなっている。ポイント10位の松山は、4アンダーからスタートしたが、2日連続でスコアを伸ばせなかった。