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「トップ3チームとの差はまだ大きい」レーシングポイント、慎重姿勢を崩さず - Motorsport.com 日本

 F1プレシーズンテストで好調だったレーシングポイントが、フェラーリの脅威となるかもしれないと推測されている。しかしセルジオ・ペレスは、実際には上位3チーム(メルセデス、レッドブル、フェラーリ)はレーシングポイントよりもかなり先を行っていると語った。

 昨年メルセデスが使用していたマシン『W10』に酷似しているとして話題となった、レーシングポイントの新車『RP20』。プレシーズンテストでは好調を維持し、総合5番手タイムを記録した。ロングランを比較しても、中団チームのライバルたちよりもパフォーマンスが優れている可能性がある。

 その速さはフェラーリにとっても脅威と映っているようで、同チーム代表のマッティア・ ビノットも、警戒心を示している。

 しかしペレスは、オーストラリアGPを前にビノットの予想を否定していた。表彰台争いの候補だと思うかと訊かれた際、トップチームとの差は依然として大きいと話した。

「誰がどこにいるのかを知るのは難しい。まだ開幕前なんだ」

「僕たちのクルマは間違いなく良いと思っているけど、トップチームはまだかなり先を行っていると思う」

「中団グループは非常にタイトだ。表彰台を獲得するためには、トップ3にハプニングが起きなければいけないのは変わらない」

「でもおそらく、僕たちはギャップを縮めたと思う。それがどれだけなのか知りたい。僕たちが今年、表彰台を獲得できるかどうか見てみよう」

 ペレスのチームメイトであるランス・ストロールに、以前のマシンと比べて、RP20の感触について訊くと、彼はmotorsport.comに次のように答えた。

「一般的に言って、冬のテストでのクルマの感触は良いものなんだ」

「ひとつのサーキットでだけ走行を重ね、コンディションもとても良い。冬のテストは常に寒いから、エンジンのパワーは上がるし、冷却もうまく機能する」

「だから、僕たちは開幕戦でどうなるかを見てみる必要がある。そこでは、他のチームと相対的な比較ができるんだ」

「でも僕たちは冬の間、ある程度の進歩をすることができたと確信している。本当に一生懸命働いているチームのみんなに敬意を表する」

 ペレスは、レーシングポイントには”楽観的になる理由”があるとしつつ、シーズンが始まれば状況が変わるかもしれないと主張した。

「僕たちがどこにいるかを確認する。そして言うまでもなく、レースではまだ読めない不確定要素がたくさんあると思う」

「タイヤの内圧が上がったことは、今季の大きなトピックになるだろう。バルセロナのテストでは全体像が分かっていないことは多いんだ」

 
 

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