Search This Blog

まだ下ろさない、濁流の彼方から戻った看板 熊本豪雨 - 朝日新聞デジタル

 熊本県内で65人が犠牲となった7月の豪雨から、4日で2カ月。依然2人の行方がわからず、2日現在で542世帯1004人が避難所生活を送っている。一方、公的支援を受けるために必要な罹災(りさい)証明書は、24市町村で申請の98%にあたる6411件を交付。広範囲に氾濫(はんらん)した球磨川沿いでは、ボランティアらによるがれきの搬出や、道路の修繕工事が進み、仮設住宅への入居も8月下旬から本格化した。営業再開に向けて準備する店もあり、被災地は着実に復興へと歩み始めている。

 7月の豪雨で浸水した熊本県八代市坂本町のアユ料理店「食処さかもと鮎(あゆ)やな」の看板が、八代海を隔てた同県上天草市で見つかり、1カ月半ぶりに店に戻ってきた。地元の思いが詰まった看板は、再び店に掲げられる予定だ。

 「鮎やな」は住民たちが2017年、高齢化率が5割を超え、過疎化が進む地域を元気にしようと開店した。平屋建ての店頭を飾る高さ120センチ、幅70センチの看板は住民たちの手作り。特産の杉材を加工した板を無償提供してもらい、揮毫(きごう)も住民がした。球磨川の清流を眺めながらアユの塩焼きや唐揚げが味わえるとあって、週末は県内外の観光客で開店待ちの列ができた。

 しかし、7月4日に球磨川が氾濫(はんらん)し、店は天井を超す高さ4メートル近くまで浸水。厨房(ちゅうぼう)機器や食器は汚れてひっくり返り、机や椅子もほとんど流された。看板もなくなっていた。「鮎やな」を運営する一般社団法人さかもと代表理事の森下政孝さん(79)は、被災後の店内を見て「これはもう終わりじゃな」と感じた。

 豪雨から約1カ月が過ぎた頃、…

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

Let's block ads! (Why?)



"まだ" - Google ニュース
September 04, 2020 at 10:30AM
https://ift.tt/355z9f8

まだ下ろさない、濁流の彼方から戻った看板 熊本豪雨 - 朝日新聞デジタル
"まだ" - Google ニュース
https://ift.tt/2tm7XIq
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "まだ下ろさない、濁流の彼方から戻った看板 熊本豪雨 - 朝日新聞デジタル"

Post a Comment

Powered by Blogger.