「福祉避難所」まだ不足 県内5200人分確保も 徳島 - 朝日新聞社

　南海トラフ巨大地震などの災害時、在宅介護の高齢者や障害者ら通常の避難所での生活が困難な人を受け入れる「福祉避難所」が県内でも増えてきた。ただ、県は「さらに施設の指定が必要」としている。対象者の症状を伝えることや、支援者の確保など課題も多い。（福家司）

　鳴門市は2月、介護施設などを運営する医療法人敬愛会と協定書を結んだ。「大鳴門シルバーハイツ」（鳴門町土佐泊浦）など2施設を災害時に福祉避難所として活用するという内容。同市が医療法人と協定を締結するのは初めてだ。

　今回の2カ所が福祉避難所に指定されれば、同市内の福祉避難所は17カ所、収容人数は計373人となり、市の収容者の想定（300～400人）をほぼ満たす。それでも、市社会福祉課の喜来浩子課長は「受け入れ必要な人数がどの程度になるかは分からない。今後も協力を得られる施設を増やしていきたい」と話す。

　シルバーハイツは、通所利用者…

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March 09, 2020 at 07:30AM
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