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女子学生「もう大学生かと驚いた」、自治体「混乱している」…一気に接種拡大へ - 読売新聞

 新型コロナウイルスのワクチン接種が、今月21日以降、大企業の職場や大学でも始まる。接種の機会が若い世代にも一気に拡大することになり、歓迎の声が上がる一方で、住民向けの接種計画を練ってきた自治体は突然の方針変更を迫られ、情報収集を急いでいる。

 「今までは『64歳以下』とひとくくりにされて、いつ順番が来るかわからなかった。ワクチンを打てば通勤中に感染する不安も減るし、接種の機会が増えるのは良いことだ」。東京都港区の勤務先から帰宅途中の男性会社員(61)は2日夕、こう歓迎した。

 自治体によるワクチン接種は4月以降、65歳以上の高齢者から優先的に始まった。64歳以下への接種について、政府は6月中旬をめどに接種券の発送を求めているが、自治体だけでは、実際の接種がいつ始められるか、見通しが立っていなかった。

 こうした中、急きょ浮上した企業や大学での接種。法政大4年生の女子学生(21)は「高齢者への接種が進んでいないと聞いていたので、もう大学生かと驚いた。キャンパスライフが正常化するかもしれない」と期待を口にした。

 河野行政・規制改革相は2日、企業での接種対象について、「1000人以上でスタートしたい」と述べた。大企業で準備が進められつつあるが、経営基盤が脆弱ぜいじゃくな中小企業では、「打ち手」の確保が難しく、支援を求める声が上がる。

 東京都板橋区の金属製品製造販売会社「ヒカリ」は従業員が50人で産業医は常駐していない。担当者は「政府は普段は『中小企業が日本を支えている』と言っているのに、こういう時は置いてけぼりにするんだなと思ってしまう」と漏らした。

 主に中小企業でつくる日本商工会議所の三村明夫会頭は2日の記者会見で、「一番大きな問題は医療資源。医者が問診しなければならず、注射の打ち手も必要だ」と指摘し、政府や自治体に支援を求めた。

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