ポーズを取る高橋宏（右）と巨人ドラフト３位の中山（左）（学校提供）
中日のドラフト1位・高橋宏斗投手（18）が1日、中京大中京高の卒業式に出席。ともに戦った野球部員と久しぶりに再会し、改めて感謝の思いを語った。
◇ ◇
昨年10月26日のドラフト会議。指名後の高橋宏は取材対応で大忙しだった。報道陣の質問に答え続け、一段落したときにはあっという間に1時間が経過。さらに次の取材も控えている。そんな慌ただしい状況で高橋宏から不意に“逆質問”を受けた。
「中山ってもう呼ばれましたか？」。疲れ切っていた中でも気になったのはチームメートの中山礼都内野手の行き先だった。すぐにスマホで状況を確認し、まだドラフト自体が全然進んでいないことを伝えると高橋宏はほっとした表情で「ありがとうございます」とひと言。急いで次の取材へ向かった。
この日は、ドラフト3位で巨人入りした中山を含めた野球部員と高校生活最後の一日を過ごした。「今まで戦ってきた仲間には感謝の気持ちでいっぱい」と語っていた高橋宏。右腕の仲間思いな一面を見たドラフト当日の夜だった。（長谷川竜也）
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