大分県高野連は3日、臨時役員会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった全国高校野球選手権大分大会に代わる県独自大会の開催を決め、7月14～31日に原則無観客で行うと発表した。 【写真】甲子園中止を3年生に知らせたあと、目元をぬぐう監督 大会名は「2020大分県高等学校野球大会」で、会場は大分市の別大興産スタジアム。開会式は行わず、トーナメント方式で1日最多3試合行う。ベンチ入り選手は例年の大分大会より5人多い25人。17日までに出場校を決め、24日に各校の部長が参加する組み合わせ抽選会を開く。 コロナ感染防止や生徒の授業時間確保のため、試合は原則無観客。選手の両親や兄弟、祖父母、ベンチ入りできなかった部員らはスタンド入場を認める。入場者には「3密」を避けるよう要請し、名前などを学校ごとに提出するよう求める。 県内で再び緊急事態宣言が出されるなど状況が変われば、中止も検討する。県高野連の奥田宏会長は「大会が安全に遂行できるよう全力を尽くす。選手には練習の成果を思う存分発揮し、ひたむきで諦めないプレーを期待する」と話した。
藤蔭竹下監督「ありがたい」
昨年まで2年連続で夏の甲子園に出場している藤蔭の竹下大雅監督は「3年生が今まで積み重ねてきたものを発揮できる機会ができ、ありがたい」。平川翔太郎主将（3年）は「まだ野球ができる。一戦一戦頑張って優勝したい」と力強く語った。 （井中恵仁、笠原和香子）
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June 04, 2020 at 10:45AM
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