吉水良仲副市長（左）に弁当を届ける「割烹志まる」の国広正儀さん＝国東市役所
【国東】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、国東市の職員が売り上げが落ち込む飲食店を応援しようと、「みんなで弁当、頼もう会」を〝結成〟した。市内の店舗に積極的に昼食用の弁当を注文し、売り上げアップに貢献する。当分の間、続ける。
市によると、昼食に弁当を持参する職員が多いという。発案した吉水良仲副市長は「今年は市の歓送迎会を自粛したため、飲食店の経営状況が気掛かりだった。何か手を打ちたかった」と話す。
対象者は約千人。３月２７日にメールで市役所本庁、各総合支所、市民病院、消防署の職員などに利用を呼び掛けた。これまで、本庁の職員が弁当を注文していたのは市内国東町の５店舗ほどだったが、利用する飲食店は１７店舗に増えた。日替わり弁当や値段の安いサービス弁当を注文している。市の取り組みに合わせて弁当の配達を始めた店もあるという。
８日は「割烹（かっぽう）志まる」（町内田深）の国広正儀（まさのり）さん（４２）が吉水副市長らに幕の内弁当を配達。国広さんは「宴会や地元の会合、観光客の予約キャンセルが相次いだ。どの店も打撃を受けていると思う」と感謝した。
ケーブルテレビ「国東ケーブル」では随時、弁当の注文を受け付ける市商工会の店舗を紹介している。
※この記事は、4月10日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。
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April 10, 2020 at 01:21AM
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